広島県内で少子化進む 2012年度末で閉校となる広島県内の公立小中学校は30校に上り、記録が残る1997年度末以降で最多となることが25日、県教委のまとめで分かった。内訳は小学校27校、中学校3校。過疎や少子化の影響で児童・生徒数が減少し、島や山間部の学校で統廃合が相次ぐ。 小学校では三原市の11校が最多。久井・八幡、大和、沼北の3地域の計11校が廃止され、新設3校に統合される。北広島町では芸北、豊平両地区の計8校が廃止され、新設2校に統合。千代田地区で1校が廃止される。 呉市は倉橋地区の3校が廃止され、新設1校に統合。尾道市は瀬戸田地区の2校、大竹市は阿多田島の学校を含む2校が廃止となる。 中学校は、呉市で倉橋地区で2校が廃止され、新設1校に統合される。尾道市では瀬戸田地区の1校が廃止される。統廃合後は、多くの児童・生徒がスクールバスや路線バスでの通学になるという。 5月時点の県内の小学生の人数は、12年度が15万6289人。第2次ベビーブーム後のピークだった82年度の28万5573人からほぼ半減した。中学生も87年度の14万5362人から8万1299人に減少した。 97〜11年度の閉校数は小学校158校、中学校21校の計179校。07年度末の計24校が最多だった。(衣川圭) (2013.2.26)
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