尾道市教委と住民が調整
協議が難航していた尾道市因島南地域の土生、三庄、田熊3小の統合について地元住民が同意する方向で市教委と調整している。市教委は2015年4月の統合目標を掲げており、詳細を詰める。 計画では、統合後の学校は因島南小(仮称)とし、旧土生中(因島土生町)へ移転する。市教委は当初、14年4月の統合を目指していたが、主に田熊地区で理解が得られず、1年間遅らせた経緯がある。 田熊小PTAは事態打開のため、昨年11月、保護者にアンケートを実施。全120世帯が回答し、統合に賛成が82票、反対34票、無効票4票だった。 これらの結果を踏まえ、因島田熊町団体連絡協議会代表で、同町区長会の村上好志会長が「PTAの意見を尊重する。一部に統合反対の声もあるが、しっかり向き合っていく」と合意方針を固めた。 この日、村上会長は平谷祐宏市長と半田光行教育長に面会。旧田熊中を総合福祉センターに早期転用するよう求める1261世帯分の署名と要望書を手渡した。(渡辺裕明) (2013.2.5)
|