保護者や住民加え2月実施 学校統廃合に伴い3月末で廃校となる三原市立小11校で2月10〜24日、閉校式がある。各校は式に合わせ、保護者や地域住民も参加する記念行事を企画。慣れ親しんだ学びやへの感謝を込め、郷土芸能の披露など地域色豊かな催しを繰り広げる。 廃校になるのは、八幡、久井、羽和泉、久井南(以上久井・八幡地区)▽神田、神田東、大草、和木、椹梨(以上大和地区)▽小坂、高坂(以上沼北地区)。式は10日(2校)と17日(4校)、24日(5校)にある。 記念行事は各校とも式の終了後に開催。久井は、地域の希少種チョウ「ヒョウモンモドキ」の保護を題材にした劇を披露する。久井南は住民と約20メートルの巻きずし作り。羽和泉では、住民約500人の顔写真で校舎を浮かび上がらせた大型パズルがお披露目される。 神田東、大草では地元保存会などが神楽を上演。椹梨では住民から学校や地域の昔の様子を聞く交流会がある。小坂は市無形民俗文化財の踊り「ちんこんかん」、高坂は「高坂昇雲太鼓」の演奏などで花を添える。各校で記念碑除幕や児童の学習発表、風船飛ばしも予定している。 閉校後の4月には、久井中敷地内に久井、大和高跡地に大和、小坂小跡地に沼北の3小が新たに誕生する。(和泉恵太、鴻池尚) (2013.1.9)
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