来春から実施 笠岡市は、小学3年までを対象としている子どもの通院費無料化を来年4月から中学3年までに拡大する。三島紀元市長が今春の市長選で公約としていた。14日の市議会本会議で条例改正案が可決された。 子どもの医療費は同市で現在、入院費を中学3年まで、通院費は小学3年までをそれぞれ無料としている。今回の条例改正で、入通院費が中学3年まで無料となる。今年4月1日を基にした市試算では2917人が対象に加わり、約7千万円の予算増と見込む。 適用には受給資格者証の取得が条件。市によると、現在、中学3年までの子どもは6563人おり、約千人が未申請となっている。小学4年以上は通院費の対象拡大に伴う再申請も必要となる。西山雅也市民課長は「保護者の負担を軽減し、子育てしやすいまちづくりにつなげたい」とPRし、申請を呼び掛ける。 井笠地域では、笠岡市を除く井原市などの2市2町が中学3年までの入通院費を無料としている。笠岡市議会はこの日、12議案を可決した。(谷本和久) (2012.12.15)
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