中国新聞


給食パンを山口県産原料に統一
県内小中など全480校対象 全国で2例目


   

photo
県産原料パンを頬張る児童

 山口県内の小中学校や特別支援学校など計約480校全てで、学校給食用のパンが12月から県産原料に統一された。周南市桶川町の富田東小(松田福美校長)では6日、県産原料だけで作られたパンを児童がおいしそうに頬張った。

原料は県産小麦のニシノカオリ90%と日本晴れの米粉10%をブレンド。県学校給食会が委託する県内の16業者が焼き上げ、各校に届ける。給食パンの原料が全て地元産になるのは北海道に次いで全国2例目になる。

外国産小麦を原料にするパンより1個につき4円49銭割高になるが、県とJA山口中央会が1円ずつを負担。残りは学校給食費の枠内でやりくりし、給食費の負担は変えない。

5年三牧瑛未さん(11)は「(県産のパンは)もっちり、しっとりしていておいしかったです」と喜んでいた。(滝尾明日香)      

(2012.12.7)


【関連記事】
徴収に広島市が対応検討 増える給食費滞納 (2012.2.29)
滞納給食費 教職員に督促ノウハウ 福山市教委 (2010.9.29)
給食費滞納 校長の立て替え分、返金へ (2010.7.14)
公立小給食費の滞納、3月も全校調査 福山の校長会 (2009.1.22)
給食費滞納の徴収強化へ 広島市教委、統一ルール作成 (2008.5.3)
府中市、給食費未納が広島県内最高 (2007.2.15)



子育てのページTOPへ