教員OBなど対応 岡山県教委は26日、学校だけでは対応が困難ないじめの解決にあたる専門チームを設置した。弁護士や臨床心理士、教員OBたち11人で構成。学校や市町村教委、保護者、児童生徒に専門的な立場から助言し、解決を図る。 県教委生徒指導推進室内に設けたのは「いじめ問題対応専門チーム」。同室の指導主事のほか、電話相談にあたる教員OBを配置した。また弁護士や精神科医、臨床心理士たちをアドバイザーに委嘱した。 いじめ問題をめぐっては、インターネットを使った子ども同士の中傷が増えているほか、加害者と被害者の保護者間で主張が異なるなど深刻化、複雑化する傾向にある。 専門チームは、主に学校や市町村教委からの相談を受けて助言するほか、場合によっては直接、学校や家庭に出向いて解決にあたる。深刻ないじめに悩む児童生徒、保護者の相談にも対応する。 電話相談は土、日曜日と祝日などを除く午前10時〜正午と午後1〜3時。専門チーム=電話086(234)2476。(永山啓一) (2012.11.27)
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