昨年度問題行動調査 文部科学省が11日発表した2011年度の児童生徒の問題行動調査で、不登校になった島根県内小中学校の児童生徒の割合が1・4%と47都道府県で最高になったことが分かった。 不登校は807人。このうち公立は800人で、小学生は189人で前年度比1人減だったが、中学生が611人と同50人増。中学生で新たに不登校になったのは310人で同3人減と前年とほぼ同水準で、不登校の長期化を示す。 公立高校の長期欠席者も同59人増の319人となり、統計のある06年度以降で最多。 公立小中高校での暴力行為は同216件増の513件と、06年度以降で最悪となった。教師への暴力は98件で、前年度の50件からほぼ倍増。いじめは202件で同33件減。 県教委義務教育課は「不登校増の原因は、まだ把握できていない。暴力行為に関しては、子どもたちの自制心と教師の指導力が、ともに低下していると思う」と話している。(土井誠一) (2012.9.12)
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