中国新聞


休診の婦人科、来年1月18日再開へ
安芸太田病院、中区の医師が担当


   

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9月下旬から休診している婦人科の診察室

 9月下旬から休診している安芸太田病院(広島県安芸太田町)の婦人科が来年1月18日、再開する。当面は月1回、第3水曜日の午前10時〜正午の診療となる。ユノ川クリニック(広島市中区)の温泉川(ゆのかわ)梅代院長が訪れ、外来診療や妊婦健診にあたる。

 婦人科の休診を知った温泉川院長から山県郡医師会などを通じて申し出があった。県産婦人科医会副会長も務める温泉川院長は「過疎地域の医療を支える安芸太田病院の診療科をなくしてはいけない。他の医師にも働き掛け、サポート態勢を築きたい」としている。

 安芸太田病院は昨年4月に婦人科を開設。週1日の診療日は、安佐北区の産婦人科医院の医師が訪れていた。しかし、同院からの医師派遣の中止に伴い、今年9月下旬から休診している。

 安芸太田病院の日高徹病院事業管理者は「待っている患者もいるので申し出に感謝している。再開を町民にも周知したい」と話している。(有岡英俊)

(2011.12.1)


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