中国新聞


臨時体育教員が活躍
児童体力向上に期待 三次


   

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児童に立ち幅跳びの指導をする中林さん(右端)

 三次市教委が、小学校を回って体育を指導する臨時教員の採用を本年度から始めた。児童の体力づくり指導を強める狙い。合格した中林士(あきら)さん(23)が4月から市内17校を回って奮闘している。

 今月24日の川西小1、2年生の授業では、立ち幅跳びの模範を見せたり、一緒にマラソンをしたりした。来年度は北九州市教委の正教員となる。「いろいろな学校を回り、多くの児童や授業に触れた経験は大きな財産になった」と話す。

 三次市教委は、体力運動能力調査で市内児童の成績が低調なため、身体能力向上を目指す。

 市教委は小中学校の少人数教育実施のため2003年度から臨時教員を採用。週1回の授業づくり相談会や研修会など支援体制もつくり、09年度からは小学校を巡回する外国語指導教員も入れた。

 市教委は来年度の小中学校の指導と、小学校を巡回する外国語、体育の専科教員をそれぞれ30日まで募集している。学校教育課=電話0824(62)6187。(山崎亮)

(2011.11.25)


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