中国新聞


尾道で初の病児保育
市、来月開設 小3まで


 尾道市は6月から、病気や病気の回復期で集団保育が難しい子どもを預かる同市で初の病児・病後児保育室を高須町の宇根クリニックに開く。

 市内の生後3カ月から小学3年までの子どもを預かる。骨折などの外傷でも受け付けるが、感染力の強いはしかなどはその都度判断する。保育士2人と看護師1人を置き、必要に応じて医師も診察する。

 定員4人。平日午前8時半〜午後6時、土曜日午前8時半〜午後1時。日曜日と祝日、年末年始などクリニックの休診日は休み。

 利用料は日額2千円。所得税に応じて減額がある。生活保護世帯と前年度分の市民税非課税世帯は無料。

 市は、病児保育室を請け負う医療機関は尾道市医師会を通じて募った。年間約850万円で運営を委託する。

 市子育て支援課の有光貢課長は「子育て支援は重点施策の一つ。状況を見ながら、受け入れ場所を増やしていきたい」と話している。  (渡辺裕明)

(2011.5.7)

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