中国新聞


かるたで学ぶ食育
三次市 小中校などに配布


   

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食育をテーマに三次市が作ったかるた

 三次市が、郷土の食材や料理などをテーマに「みよし版食育かるた」を作った。遊びながら市民に食育を広める狙い。市内の小中学校などに贈って活用を呼び掛ける。(桜井邦彦)

 読み札に使った句は公募し、小中学生たち市民や市職員の考えた2002句から46句を選んだ。

 「うれしいね みよしはやさいの たからばこ」「へやいっぱい みそしるにおう ふゆのあさ」といった札のほか、「やまのいも ねばねばげんき きさのあじ」など地域色を出した札もある。

 取り札に描かれた絵は市職員が句に合う図柄を考えた。アユやピオーネなど三次らしい絵がそろう。

 札は縦10センチ、横6・5センチ。読み札と取り札46枚ずつと、遊び方を記した説明書を箱に納め、850セット作った。取り札の裏には平仮名の書き順も紹介し、学習に使える工夫をした。事業費は県の補助金を含めて約100万円。

 かるたは、市内の小中学校や保育所、自治組織、図書館などに配布。このほか、団体単位での希望者があれば無料で配る。

 10月には団体や個人対抗のかるた大会を実施する計画。市健康推進課Tel0824(65)1294。

(2011.3.28)

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