細菌性髄膜炎など 11日から三次・庄原市 三次、庄原両市は11日から、子どもの細菌性髄膜炎と、子宮頸(けい)がんの予防ワクチン計3種類の無料接種を始める。国の助成を受けた措置で、2012年3月末まで。安芸高田市は一部を除き、新年度から実施する考え。 細菌性髄膜炎を起こすインフルエンザ菌b型(Hib=ヒブ)と肺炎球菌のワクチンは、生後2カ月から4歳の乳幼児が対象で、年齢に応じて1〜4回の接種が必要となる。子宮頸がんワクチンは中学1年〜高校1年の女子が対象で、3回の接種が必要。 三次市内で3種類とも対応する医療機関は21カ所、子宮頸がんのみが8カ所、ヒブと肺炎球菌が1カ所。市や支所で事前申請を受け、受診券を交付する。本年度分事業費は約4140万円。 庄原市は26カ所で3種類に対応、2カ所が子宮頸がんのみ対応する。ヒブと肺炎球菌のワクチン接種は市や支所で受診票を交付。子宮頸がんは対象者に受診票を郵送する。本年度分事業費は約3730万円。 既に有料で予防接種を受けた人に対しては、両市とも残り回数分を無料にする。 安芸高田市は、新年度から実施予定。ただ、現高校1年生への子宮頸がんワクチン接種は本年度内に前倒しする方針で、次回の市議会定例会への補正予算案提出も検討する。3月末までに接種すれば、4月以降も無料にする。(見田崇志) (2011.1.7)
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