11月末現在 広島県教委調査 改善傾向 女子は苦戦 広島県教委は、来春の高校卒業予定者の就職内定状況をまとめた。11月末現在で、就職希望者に対する内定率は74・8%で、昨年同期を5・4ポイント上回った。改善傾向にあるが、一昨年同期比では4・5ポイント減。女子生徒の内定率の回復が遅れている。 国公私立高校の卒業予定者のうち、就職希望しているのは昨年同期比10人増の3270人。このうち11月末までに内定が決まったのは2446人だった。 内定率を男女別でみると、男子は昨年同期比で6・9ポイント増の81・1%。一方で女子は2・8ポイント増の65・3%と微増にとどまった。県教委は「男子生徒の希望が多い製造業の求人は増えているが、女子生徒が志望する販売、サービス業の求人は依然として低調」と分析している。 学科別の内訳は、普通科61・9%(昨年同期比6・0ポイント増)▽工業、商業科などの専門学科83・3%(4・0ポイント増)▽総合学科72・3%(7・8ポイント増)。 県教委は、県や広島労働局とともに来年2月、緊急合同就職面接会を広島、福山、三次の3市で開く。指導2課は「幅広い視野で就職活動をするようアドバイスしたい」としている。(永山啓一) (2010.12.17)
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