井原市、来月 医師・看護師確保狙う 井原市は9日、市民病院(井原町)に来年1月4日開設する職員向け院内保育所の概要を明らかにした。医師、看護師の確保につなげるのが狙い。 市議会定例会の一般質問で、滝本豊文市長が答えた。病棟北にある研修会議室棟1階の108平方メートルを改装し、幼児室と乳児室を整備。改修、設計、備品購入など総事業費は約1450万円。 保育時間は日祝日を除く午前7時半〜午後7時。延長保育は午後8時まで。0歳から受け入れ、一時預かり保育にも対応する。定員は20人。人件費を抑えるため、運営は専門業者に委託する。 現在、対象の乳幼児がいる職員は26人。需要見込みについて、市長は「保育希望の子どもは開設時で4人、来年4月で8人」と説明した。 院内保育所については、市議会の地域医療等を考える調査特別委員会が昨年12月、最終報告書をまとめ、設置を市へ要望した。市は本年度病院事業会計当初予算に設置費用を計上。今回の定例会に、委託費など400万円を盛り込んだ同補正予算案を提案している。(佐藤正明) (2009.12.10)
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