安佐南の病院 12月から まず月1回 医療法人信愛会が、運営する広島市安佐南区の日比野病院そばに、看護師の子どもを預かる保育室を新築した。12月からは市内の院内保育室では珍しい、24時間対応の態勢を敷く。 保育室は鉄骨2階建て(延べ約160平方メートル)。月−土曜日の午前8時から午後7時まで、0〜6歳児を最大25人預かる。保育士は7人を配置する。総工費は約5300万円。うち約2100万円は国の助成を充てた。今月26日から、13人の保育を開始した。 24時間保育は当面、月1回のペースで始める。ニーズを測りながら、実施日を増やす。同病院はパート勤務者を含めて看護師と介護士、医師たち約380人が働いている。働きやすい環境を整え、人材確保に役立てる。 長女(1)を預ける看護師入江暁美さん(31)=安佐南区=は「産休明けに受け入れてくれて助かる」と喜ぶ。広島市によると、2008年度末までに市内の20病院が院内保育を実施。5年間で4施設増えた。(衣川圭) (2009.10.31)
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