24時間運営目指す 山口市南部の拠点病院、小郡第一総合病院が、医師や看護師ら職員の勤務中に乳幼児を預かる院内保育園「さくらんぼ」を整備し、16日、開園式をした。24時間保育や入院患者の子どもの受け入れも目指す。 対象は生後三カ月から就学前までで、定員二十五人。平日の午前七時半から午後六時半までが原則で、運営はアイレンタル(広島市)に委託する。場所は病院の敷地内の鉄骨平屋約百九十平方メートル。子どもたちの様子をウェブカメラで撮影し、パソコンや携帯電話で確認できる。 同病院は看護師二百一人の94%が女性。二年前には女性医師二人が出産を機に相次いで辞めたこともあった。土井一輝院長は「現場を長期間離れると復帰が難しい職種で、子育てとの両立が一番の悩み。力を発揮できる環境をつくりたい」と言う。一歳の娘を預ける看護師藤田弘美さん(30)は「勤務時間いっぱいまで働けるし、近くで安心」と喜ぶ。 院内保育所は、県内の病院百四十八カ所、診療所千三百十五カ所のうち、病院を中心に五十カ所で整備されている。(高橋清子) (2009.1.17)
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