広島県は、助産師を目指す学生を対象にした修学資金の受け付けを始めた。卒業後、出産を取り扱う県内の医療機関で5年以上勤務すれば返済を免除する。7月17日まで10人を募る。 全国の大学や専門学校の養成課程に通う学生に1年間、毎月5万円の計60万円を貸し付ける。卒業して1年以内に助産師免許を取得し、県内の病院や診療所で5年以上働けば全額を免除する。 産科医不足で県内の市町の約4割は、出産可能な医療機関がない状況。県は対策の一環として、本年度から助産師の育成支援に乗り出した。県内の助産師数は、人口10万人当たり18・5人(2006年)で、全国平均の20・2人を下回る。 申し込みには学校の推薦が必要。医務課Tel082(513)3057。 (2009.6.5)
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