調査委が最終会合 廿日市市の市立中学3年の女子生徒(14)が5月に亡くなった問題で、外部の有識者たちでつくる調査委員会は20日、最終回となる11回目の会合を市役所で開いた。いじめが死亡に影響を与えたことについて、報告書の具体的な記述の議論をした。 委員長を務める奥典道教育長たち7委員が非公開で協議。12日の前回会合で遺族が提出した、家庭での生徒の様子を記したメモなど5種類の資料の内容も精査した。 調査委は、学校の問題点や再発防止策も報告書に盛り込み、月内をめどに市教委に提出する。提出後に説明の場を設けるとして、この日は終了後の会見を開かなかった。 調査委は6月から会合を重ねた。同校の生徒や教職員への聞き取り、女子生徒が書き残したメモなどを基に、死亡に至るまでの状況や心理状態を分析。これまでに、女子生徒が部活動内で悪口や仲間外れなどのいじめを受けたと認定している。(村上和生) (2013.10.21)
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