調査委、指導態勢の問題点指摘 廿日市市の市立中学3年の女子生徒(14)が5月に亡くなった問題で、市教委の調査委員会は19日、8回目の会合を市役所で開いた。校長は聞き取りに対し、「生徒のサインを見逃した」と説明した。委員からは「指導の規定があるが、実際の運用には課題があるのではないか」と、学校の指導態勢の問題点を指摘する意見が出た。 委員長を務める奥典道教育長たち7委員が非公開で協議した。終了後に取材に応じた奥委員長によると、委員が校長に質問。委員からは「生徒の表情や様子から気付くことが大切」との声が上がった。 また、生徒の両親から市教委に、12項目の質問が提出され、教員がいじめの相談を受けた際の学校の対応策など2項目を調査委で質問した。 いじめと死亡との因果関係については継続審議する。今後3回の会合を予定し、次回は30日。(村上和生) (2013.9.20)
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