大崎下島に小学校、中学は豊島に 呉市教委は2014年4月、安芸灘諸島の豊島(豊浜町)と大崎下島(豊町、豊浜町)にそれぞれ1校ずつある小学校と中学校を統合する。大崎下島に小学校、豊島に中学校を置く。 計画では豊島小(豊浜町)と豊小(豊町)は統合後に、今の豊中(同)に移る。校舎は改修する予定。統合した豊中と豊浜中(豊浜町)は豊浜中を使う。 市教委は、保護者や住民の意見を踏まえ、まちづくり拠点の学校を島からなくさない▽通学負担を増やさない−を重視し、2島の中間地点に近い両中を統合場所とした。 遠距離通学の児童、生徒は現在と同様に路線バスを使う。乗車時間が最も長い児童は約20分、生徒は約30分となる見込み。校名や校章は今後決める。 各校の児童、生徒は減少傾向が続き、09年に統合計画が持ち上がった。12年度は豊島小29人、豊小50人、豊浜中22人、豊中21人。 市教委が11年末から2島で各6回開いた意見交換会などで、保護者から「スクールバスを出して」「バスの乗り降りの指導を」などの要望が出ていたという。(小林可奈) (2013.2.27)
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