保護者ら、市に署名提出 東広島市の志和堀(志和町)河内西(河内町)の2保育所が、園児減少で存続の危機に直面している。市は地元の要望を受け、本年度末としていた廃止を当面2014年度末まで延期。だが、今のままではその後の存続は危うい。志和堀の保護者たちは21日、存続と園児増につなげるための延長保育を求める署名を市に提出した。 現在の園児数は志和堀15人、河内西13人。市は「継続して園児が20人を下回る保育所は統廃合を検討」とした保育所適正配置基本構想を09年3月に策定した。市は「継続して」の期間はおおむね3年と地元説明していた。 志和堀では、地区の0歳から就学前の子ども30人のうち、15人が地区外の私立保育所などに通う。自治協議会などの調査では、志和堀保育所は延長保育がなく、突発的な残業に対応できないとの声があった。保護者たちは存続と延長保育を求め、約8700人分の署名を集めた。 河内西は15日にあった市の説明会に約90人が参加。出席者は蔵田義雄市長との直接対話を要望。自治組織や地域センター長などを中心に署名活動も考えている。(安道啓子) (2012.9.22)
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