東広島 部品会社従業員ら要望 来月からマツダ操業に対応
マツダが節電対策として木、金曜に休み土、日曜に操業するのに合わせ、東広島市は7月から、市立保育所2カ所で日曜も開園する。市内にマツダや協力部品メーカーの従業員が多いため。ただ対象の保育所から遠い地域では一部に不満の声も出ている。 日曜に開園するのは高屋中央(高屋町中島)と寺西(西条町寺家)の2保育所で、8月14日を除いて9月末まで実施する。時間は午前7時半〜午後6時半。料金は1日2500円で、月額保育料とは別に徴収する。保育を望む場合は前月の22日までに予約する。市内の認可保育所利用者で、保護者の勤務時間や曜日が書かれた証明書を提出する必要がある。 市は今月初旬、市内の公私立46保育所に通う園児3890人の保護者に休日保育を望むかどうかを問うアンケートを実施し、162人が「希望する」と答えた。地域別では高屋、西条、八本松の3地区が多く、比較的近い高屋中央と寺西の2保育所での実施を決めた。 ただ休日保育のできない地域では不満の声も上がる。黒瀬町の自動車部品会社に勤める川筋陽子さん(38)は子どもを近くの市立保育所に通わせており「西条町は遠く、出勤前に送り届けるのは難しい。安心して仕事に向かうため、黒瀬町でも休日保育を実施してほしい」と望む。 市は「保育士の確保が難しく、実施する保育所をこれ以上増やすのは難しい」と理解を求めている。(安道啓子) (2011.6.16)
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