呉市教委、全70小中で調査 呉市教委は、市内の全70小中学校の通学路を対象にした安全点検の結果をまとめた。4月末に京都府亀岡市で登校中の児童、保護者の列に軽乗用車が突っ込み10人が死傷した事故を受けた措置。横断歩道に信号機がないなどの危険地点は延べ332に上った。 市教委は5月、42小学校と28中学校に調査を指示。各校の教員が通学路を歩き、歩道がない▽車道と歩道の間にガードレールがない▽歩道脇に溝がある―など危険と思われる地点を地図に落とした。取りまとめた結果、各校の通学路で1〜21カ所の危険地点があることが分かった。 市教委はさらに、危険地点を通る児童、生徒の数や車の通行量も各校を通じて調査している。特に危険と思われる場所について、各道路を管轄する市の担当部署や国、県に改善を要請する。 市教委学校安全課は「調査結果を踏まえて子どもがより安全、安心に通学できる環境をつくりたい」としている。(小林可奈) (2012.7.15)
|