53園は改築未定 福山市は18日、市内の保育所118園のうち、55園(4月1日時点)と約46・6%が現行の耐震基準となった1981年以前の建築だと明らかにした。ただ「改築時期を迎えており、二重投資になりかねない」(市児童部)として、耐震診断はしないという。 市によると、55園の内訳は市立が31園、私立が24園。うち4月に社会福祉法人へ移管した神辺町の道上保育所と、新市町の常保育所の2園は、本年度内に建て替え・修繕し耐震化される見込みだ。 2園を除く53園の改築時期は未定。公立保育所は地震防災特別措置法に基づく国の補助対象外でもあり、財源確保が見通せないという。市児童部庶務課の小林仁志課長は「予算は限られている。老朽化の度合いを見極めながら効率的に改築を進める」としている。(武内宏介) (2012.6.19)
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