まず中国語と英語版 県交流協会、医療者向けも
山口県国際交流協会は、県内に住む外国人妊婦向けのガイド冊子と、外国人受診者に対応する医療関係者向けのガイド冊子を作った。 外国人妊婦向けは、ニーズの高い妊娠、出産から育児までの流れをまとめた「外国人ママのための妊娠・出産ガイド」で英語版と中国語版を用意。母子健康手帳の取得方法や出産育児一時金など助成制度のほか、出産にかかる費用についても説明している。いずれもA4判で英語版27ページ、中国語版22ページ。 医療関係者向けは「外国人患者とのコミュニケーション支援ブック」。症状の程度や治療方法を説明するイラストを配し、患者が日本語をうまく話せなくても冊子を指さしながら意思疎通できるようにした。A4判、23ページ。 協会によると、この数年、医療機関から外国人が来院するので通訳を紹介してほしいという依頼が増加。対話に役立つ冊子の要望が多いと聞き、昨年4月から準備していた。本年度はロシア語やフィリピンで使われるタガログ語版も作る。 同協会は「外国人が安心して医療機関を利用できるよう、手助けになれば」と期待している。冊子は同協会のホームページからダウンロードできる。http://www.yiea.or.jp/(三浦充博) (2012.5.18)
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