中国新聞


救急車?翌日受診?子どもの急病対処法
福山市がチラシ作成


 福山市保健所は、子どもが夜間や休日に急病になった際の対処法をまとめたチラシを作った。救急車を呼ぶか、翌日受診するかの判断基準などを紹介している。医師不足などで毎日の輪番制を保てなくなっている市内の小児2次救急病院への軽症患者の直接受診を抑え、医師の負担軽減も図る。

 A4判。子どもが、呼び掛けに反応しない▽呼吸をしていない▽けいれんが5分以上続く―のうち一つでも該当する場合はすぐに救急車を呼ぶよう促す。

 水分を受け付けない▽嘔吐(おうと)や下痢を繰り返す―などの場合も福山夜間小児診療所(三吉町南)などを早めに受診するよう求める。一方で水分が取れ、眠れていれば、急変に注意しながら翌日かかりつけ医を受診するとした。

 同診療所の住所や、救急病院を受診すべきか迷うときの電話相談先なども掲載した。2万枚を作り、市内の病院や保育所などで配っている。市保健所総務課=電話084(928)1164。(水川恭輔)

(2012.3.31)


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