中国新聞


子育てママの再就職を支援
広島県と労働局が併設窓口


   

photo
広島労働局と広島県が共同で開設した「しごとプラザ マザーズひろしま」(広島市中区)

 広島労働局と広島県が女性の就職支援拠点として共同運営する「しごとプラザ マザーズひろしま」が21日、広島市中区立町のNREG広島立町ビル3階にオープンした。女性の就職支援で国と都道府県が窓口を併設するのは初めて。

 約380平方メートルのフロアには、子育て中の母親の再就職を支援する労働局のマザーズハローワーク広島(中区上八丁堀)と、県運営のひろしましごと館の女性就業相談コーナー(中区八丁堀)が移転。労働局11人、県2人のスタッフが常駐する。双方の相談窓口や求人情報端末が利用できる。

 訪れた西区の女性(31)は「1カ所でサービスを受けられるので便利。子育てしながら勤められる就職先を見つけたい」と歓迎していた。

 ハローワークは、全国知事会が国の出先機関改革で最重点に位置付け、仕事と組織を都道府県へ移すよう求めている。今回の試みも移管に向けた取り組みの一環。3年間試行する。

 開所式後、湯崎英彦知事は「国と県の窓口一体化で、利用者の相談にきめ細かく対応したい」と強調。労働局の勝田智明局長は「モデルケースとして全国に発信したい」と話した。

 利用時間は平日の午前8時半〜午後5時15分。電話082(542)8609。(村田拓也)

(2012.3.22)


【関連記事】
働きたいママ、登録増 呉職安コーナーで2011年、3割アップの2118人(2012.1.30)
子育てママの就職相談窓口 廿日市に設置 (2009.5.26)
子育て女性求職急増 広島のマザーズハローワーク (2009.3.17)
乳児ママも働きたい 再就職希望最多 (2007.7.13)
再就職へマザーズ窓口 ハローワークプラザ下関にオープン (2007.5.11)



子育てのページTOPへ