中国新聞


周南の大津島小が4月から休校
児童3人全員、来月卒業で


 周南市大津島の大津島小が4月から休校する。児童3人が3月に全員卒業するため。市教委によると、市内の小、中学校で児童・生徒がいなくなることを理由に休校するのは初めて。

 離島の大津島にある同小は1993年、島内の2校が統合して児童18人で開校。本年度は6年生の3人だけになっていた。3人が卒業後、2012年度の入学予定者は今のところいないという。

 06年に本浦地区から移転してきた大津島中(生徒数10人)と併設されているため、同小の校舎は残る。14年度に新入生が入学する見通しといい、大津島小・中の内河賢校長は「一時的に小学校を休校するのはさびしく残念だが、再開を待ちたい」と話している。

 大津島は徳山港の約10キロ南西にある。1950年に2500人いた人口は過疎化で約380人に減少。少子高齢化も進み、高齢化率は約70%に達している。(岩崎秀史)

(2012.2.21)


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