中国新聞


周南の長穂小、休校へ
沼城小へ統合


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 周南市教委は12日、同市長穂の長穂小を本年度いっぱいで休校することを明らかにした。約6キロ離れた沼城小へ統合し、137年の歴史に幕を閉じる。2003年の合併以来、市立小中学校の休校は5校目となる。

 長穂小は1873(明治6)年に創立した。記録が残る1926年以降で、児童数がピークだったのは29(昭和4)年の240人。児童数は61年に200人を割り込み、70年には100人を下回るなど高度経済成長期に急減した。現在は22人。3月で8人が卒業し、4月には2人が入学する予定だった。

 市教委が市議会教育福祉委員会で説明した。小規模校を統廃合する方針を市教委が打ち出す中、長穂小児童の保護者たちは昨年12月、沼城小への統合を要望する方針で一致。地域への報告も済ませ、市教委へ統合を求めてきたという。市教委は沼城小へ通うためのスクールバスの運行を検討する。

 市教委は児童数の減少で複式学級を展開する大島、粭島、四熊、大道理、須磨、中須、八代の7校についても近くの小学校へ統合する方針を持つ。7校の児童の統合先への先行通学も新年度から許可する。(山瀬隆弘)

(2010.2.13)


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