三次市、月内に保護者へ説明 三次市は17日、市立3保育所の運営業務を新たに民間委託する考えを、市議会全員協議会で示した。月内に各保育所の保護者に説明し、4月から協議を始める。理解が得られれば、来年春から民間委託に踏み切る。 対象とするのは、十日市(十日市中)、愛光(三次町)、酒屋(東酒屋町)。いずれも市内では定員が多い大規模保育所で、市は民間事業者のノウハウを活用しやすいと判断した。 民間委託移行に合わせ、3保育所の保護者ニーズが高い日祝日の休日保育や、午後10時までの夜間保育実施を目指す。市子育て支援部によると、民間事業者の方が人員配置などの面からこうしたサービスに迅速に対応できるという。 市は2008年9月から、東光保育所(四拾貫町)で民間委託を先行して実施中。同保育所の保護者アンケートで好意的な回答が多かったなどとし、ほかの保育所にも広げる方針を示していた。 市内の23保育所のうち、残る19カ所での民間委託の可能性について、同部は「具体的な方針は定めていない」としている。(桜井邦彦) (2012.2.18)
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