府中市、民営化推進の計画 府中市は、市立保育所の民営化を進め、現在の10カ所を5カ所に再編することを柱とした保育体制・機能向上化計画をまとめた。 計画は2010年度から5年間が対象。解散した社会福祉法人「府中保育会」から2年間限定で運営を引き継いだつくし保育所は3月末で廃止する。 中須は13年をめどに民営化。国府は12年度から指定管理者制度を導入、14年度から民営化する。09年度から指定管理者制度を導入した和光園は、経営評価を行い、13年度から民営化する。小規模の久佐、協和は、下川辺への統合を検討する。市立の給食の民間委託も進める。 計画完了後は現在の市立10、私立4、認可外1が市立5、私立6に再編される。市立保育園の保育士は106人から73人に減少。5年間で6億6900万円の削減効果を見込む。市は「市立は一時保育や休日保育など公共性の強い保育を充実し、私立は独自色を追求するなど役割分担を明確にしたい」としている。(大野達寛) (2011.3.16)
|