笠岡市長、計画推進を強調 笠岡市立神島保育所(神島)移転問題で、高木直矢市長は9日、市洪水ハザードマップで内水氾濫危険箇所の指定地となっている移転計画地に関し、安全対策を慎重に進める方針をあらためて強調した。保護者には冷静な話し合いを呼び掛けた。 高木市長は市議会一般質問の答弁で「保育所を必要とする思いは同じ。感情的になってもらっては困る」などとし、情報公開を強化していく方針を主張。市の責務として「安全対策に万全を期し、一層慎重に進めていく」などとした。 議場では保護者たち約25人が傍聴。保護者の一人は「安全対策が本当に有効なのか聞いてみたい」と話していた。 市はこれまで保護者対象の説明会を2度開催。6日の説明会では計画地選定の経緯をめぐって紛糾し、市が予定していた安全対策の議論に至らなかった。(谷本和久) (2011.12.10)
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