中国新聞


3保育所、2011年度末で廃止
呉市立の小用・女子畑・早瀬
川原石・原は民間移譲へ


   

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 呉市は本年度末で、小用(川尻町)女子畑(おなごばた)(安浦町)早瀬(音戸町)の市立3保育所を廃止、川原石(海岸)原(阿賀北)の2保育所を民間移譲することを決めた。保育所統合民営化の基本計画の一環で、市立保育所は19カ所となる。5日開会予定の市議会定例会に関連議案を提案する。

 基本計画では、集団保育を通して子どもの社会性を育むため、1保育所当たりの園児数を20人以上とするよう定める。廃止する3保育所はいずれも園児数が減少、20人以上の園児数確保が見込めなくなっている。

 小用と女子畑はそれぞれ2007年、09年から休止している。早瀬は現在園児17人が通うが、近くの保育所での受け入れが可能なため廃止する。廃止後は女子畑は地元消防団が詰め所として活用。残り2カ所は未定。

 川原石は特定非営利活動法人呉第1保育園(両城)に、原は学校法人宝徳寺学園(阿賀北)に譲渡する。建物は無償譲渡し、敷地は無償で貸し付ける。

 基本計画は11年2月に策定。今後は15年度末までに、阿賀地区の延崎と大冠、川尻町の川尻の3保育所を民営化し、倉橋町の室尾、相愛、須川の3保育所を1カ所に統合する。(根石大輔)

(2011.12.1)


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