東広島市教委、施設の一体型検討 東広島市教委は、小中一貫校化を進めている高屋地区の高美が丘小と高美が丘中について、教室数にゆとりがある同小に校舎を集約する施設一体型の一貫教育を検討している。 市教委は9日、市議会一般質問で「大規模な校舎を有する特性を生かし、施設一体型の小中一貫校として設置したい」と答えた。特別教室などの施設整備費を確保するため、中学校のグラウンドの一部売却も視野に入れているという。 市教委は5月、有識者や校長たちでつくる小中一貫教育導入検討委員会(委員長・林孝広島大大学院教授)を設け、小学校からの一部教科担任制などの可能性を探っている。 本年度末までに市全体での小中一貫教育の方向性を定め、教職員たちに配布するパンフレットを作る。10月に市内の教職員と住民を対象にしたフォーラムをそれぞれ開く。 両校の距離は約300メートル。5月1日現在の同小の児童は537人で、ピークだった1998年度の1203人に比べ半減。同中の生徒は2001年度の550人から309人に減っている。(安道啓子) (2011.9.10)
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