大竹市教委、基本方針公表 小中一貫校化の推進を打ち出している大竹市教委は、基本方針をまとめ、28日あった市議会全員協議会で公表した。小方地区小・中学校移転建築基本構想も報告した。 基本方針では、@幅広い年齢集団で交流活動を進め社会性を高めるA連続性のある教育で学力をアップさせるB教職員の交流により成長過程を学校を挙げて見守るC保護者同士や地域のつながりが強まる―と、小中一貫校の利点や特徴を列記。 さらに、不登校の減少や、私立中学への進学などによる市外への流出も一定程度防げると、期待できる点を挙げている。 一貫校化を具体的に進めるにあたり、小中学校の校舎の配置で3パターンを構想。大竹地区は隣接型、小方地区は一体型、玖波地区は分離型とした。 中学校の教諭、中学校の免許を持っている小学校教諭には兼職を発令。小学高学年から教科担任制を取り入れる、としている。本年度からできるところから取り組んでいく。 小方小、中は一体的な校舎を大願寺地区に建設する方針。安心安全、地域連携、環境を生かした校舎などを基本的な考え方に掲げ、本年度中に基本・実施設計、2012年度中の開校を目指す。(古市雅之) (2010.4.29)
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