安芸区で広島市開設3ヵ月 1日平均46.7人利用
広島市が昨年11月、安芸区総合福祉センターに設けた常設の子育てオープンスペース「あおぞら安芸っ子」の利用が好調だ。1月末まで3カ月間の1日平均利用者数は46・7人。想定の30人を上回る出だしで、区子育て支援センターは「乳幼児の親や妊婦の交流、相談の場に定着しつつある」としている。 開所から3カ月間の延べ利用者数は2571人で、内訳は大人1202人、子ども1369人。子どもは3歳未満が93・6%を占めた。 常駐する保育士への育児相談は計340件あった。離乳食や好き嫌い、夜泣きなどへの対処法が中心だったという。 あおぞら安芸っ子は広さ120平方メートル。畳間や授乳スペースを備え、滑り台などの遊具もある。商業施設が集まる船越地区にあり、予約も必要ない利便性が好調な利用につながったとみられる。市こども・家庭支援課は「地縁のない転入者には親同士が気軽に知り合う場になっている」としている。 市は常設の子育てオープンスペースを8区ごとに整備。安芸区が最後の設置となった。地域のグループが運営する子育てオープンスペースの紹介もしている。(澄田真) (2011.2.11)
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