携帯の持ち込み禁止 県教委が実態発表 山口県内のすべての公立小中学校で、携帯電話の持ち込みが原則禁止となっている実態が三十日、分かった。文部科学省の全国調査結果の公表に合わせ、県教委が発表した。 県教委によると、全小学校三百三十校が校則や指導で原則持ち込みを禁止。遠距離通学など一定の事情に限り保護者からの申請で例外的に認めているケースが二百十八校あった。中学は全百六十六校(中等教育学校を含む)のうち、例外的に持ち込みを認めている学校が九十九校あった。 一方、県立高校は全日制、定時制、分校の計八十二校のうち十三校が原則禁止。六十九校が持ち込みを認めているが、いずれも学校内での使用禁止などルールを定めている。 県教委は「公共交通機関の便数といった通学実態や家庭の事情などがある。学校と保護者が地域の実態に合わせたルールづくりをしてほしい」と、今後も県教委としては「持ち込み禁止」は通知しない方針という。(石井雄一) (2009.1.31)
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