ひろしま国のあゆみ

下院議長会議／ヒロシマ検定／オバマプロジェクト／８・６
強く感じた平和への思い

　「ひろしま国」は平和に関するさまざまなテーマを特集してきました。特に多くの人々から平和への思いが集まった４つを紹介します。

　【２８号、３０号、３６号　主要国（Ｇ８）下院議長会議（議長サミット）】

　２００８年９月２日、主要８カ国の下院議長と欧州議会の副議長が広島に集まり、「平和と軍縮」について話し合いました。広島開催を提案した河野洋平衆院議長にインタビューしたほか、海外の議長にも事前にサミットにかける思いなどを聞き、全員から回答が届きました。「広島で平和について話し合う子どもサミットを開いてはどうか」と提案もしました。提案は昼食会で話題となり、子どもサミット開催に全員で協力しよう、と申し合わせました。

【３３号　ヒロシマ検定】

　「原爆の悲惨さが昔のことのように感じられているのではないか」と考え、２０のクイズをつくりました。知識を問うだけでなく、原因や背景を考えることのできるように、工夫しました。新聞やホームページで募り、１０６７人から解答が寄せられました。平均点は６４点で、思ったよりも低かったです。

　【４０号、４３号、４７号　オバマ米大統領を広島へ】

　昨年１１月に米国の大統領に選ばれたオバマ氏に、広島に来てもらうために手紙を書こうと４０号で呼び掛け、３３５通が集まりました。企画は４３号、４７号と続き、国内外のボランティアに手紙の英訳を手伝ってもらいました。みんなの思いが届けば、オバマ大統領が広島に来る日はそう遠くないかもしれません。

　【１５号、３５号　平和記念式典】

　被爆地広島で毎年８月６日に開かれる平和記念式典を訪れた人にアンケートをしました。０７年は「平和な世界をつくるためにあなたは何をしますか」と聞き、６４人に答えてもらいました。０８年は「核兵器がなくなった時、あなたはどんな顔をしますか」。約２００人の表情を写真に撮りました。集まったたくさんの笑顔を見ると、早くその日が来てほしいと思いました。