中国新聞


小学校教諭が体罰 江田島
6年女子児童の体押す


 江田島市の市立小学校の20代男性教諭が担任している6年生女子児童に体罰をしたとして、学校が担任業務を外していることが分かった。16日に市教委が会見、謝罪。児童は11日から欠席している。

 市教委によると、教諭は10日、給食の配膳係をしていた児童にエプロンを着けるよう注意。指導に従わず、暴言が返ってきたため手のひらで肩から胸の辺りを1回押し、肩や腕をつかみ教室の後ろに移動させた。

 校長は手のひらで押した行為は体罰に当たると判断し、市教委に報告。教頭と教諭は児童宅を訪れるなどし、保護者と本人に謝罪した。教諭は「多くの人に迷惑を掛けた」と反省しているという。

 市教委と同校は14日にクラスの保護者を集め経緯を説明。同級生24人に「給食準備中に起きたことを説明できるか」など5項目のアンケートをし、聞き取りもした。10日の件以外に体罰などは確認できていないという。

 市教委は「不祥事が起きたことは残念で申し訳ない」と校長のコメントを発表。塚田秀也教育長は「大変申し訳ない。事実を把握した上、体罰根絶に努めたい」と謝罪した。

(2013.10.17)


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