廿日市市の市立中学3年の女子生徒(14)が5月に亡くなった問題で、外部の有識者たちでつくる調査委員会は12日、10回目の会合を市役所で開いた。20日の最終会合に向けて、報告書に盛り込む内容の審議を進めた。 委員長を務める奥典道教育長たち7委員が非公開で協議した。奥委員長は終了後に取材に応じ、いじめと死亡との因果関係について「委員の意見は大筋で一致しているものの、具体的に記載する文言を詰めている段階」として詳細な説明は控えた。 再発防止策の提言については、市内の学校や保護者、市教委向けの取り組みを盛り込む方向という。 また、女子生徒の両親が会合に出席。ことし4月以降の生徒の家庭での様子を記したメモなど、5種類の資料を提出した。次回会合で内容を精査する。(村上和生) (2013.10.13)
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