学校給食問題に配慮 学校給食への牛乳提供を中止していた、やまぐち県酪乳業(下関市)は、9日に正式決定する予定だった山口県産品の統一ブランド「やまぐちブランド」への商品登録申請を急きょ取り下げた。 県酪は9月27日に牛乳では初のブランド登録に向け、やまぐちの農林水産物需要拡大協議会に1商品を申請。県庁での審査会で「県産生乳を100%使う」など、優れた県産品として認定する基準を満たすとして登録が内定し、9日に山口市内である協議会の会合で登録証を受ける予定だった。 県酪は「世間を騒がせており、今回の登録は見合わせる。時期を見て再申請したい」と説明した。県酪本社工場(下関市菊川町)に製造を委託している防府酪農農協(防府市)も同様に1商品の登録申請を取り下げた。 一方、県酪は県内19市町のうち岩国、柳井市など14市町の320校で8日から牛乳の提供を再開。下松、下関両市の98校も10日に再開する。残る周南、光両市と田布施町の83校の再開時期は未定という。(村田拓也) (2013.10.9)
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