島根県教委 島根県教委は10月、小学3〜中学3年の1学級の編成基準40人を、早ければ2014年度から35人とする検討を始める。少人数学級できめ細かい指導をし、学力低下に歯止めをかける狙い。 県教委総務課によると、35人とした場合、現在82小中学校にある約2300学級が、133学級増える。教員は新たに約150人が必要で、人件費約6億円の支出増と試算した。 同義務教育課によると、13年度の全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)で県内の小学生は過去最低の全国44位、中学生は同24位。中学生も09年度の13位から下落傾向が続いている。 同課は「少人数学級は子どもの苦手分野に気づきやすくなるメリットがある」とし、今井康雄教育長は「来年度(の予算獲得)に向けて取り組む」としている。 中国地方では山口県が11年度までに、鳥取県が12年度までに小中学校全学年で学級編成基準を35人以下に引き下げている。島根県では04年度までに、小学1、2年で30人学級を導入した。(秋吉正哉) (2013.10.8)
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