会長の奥田さん、全国大会で活動発表 「小規模の良さ伝えたい」
安芸高田市の向原高PTA会長、奥田竜三さん(55)が、全国高校PTA連合会大会(19日から東京)で県代表として活動発表する。少子化で生徒が減る中、学校美化運動や地域行事への参加など、教師や生徒を巻き込んだ小規模校の保護者たちの取り組みを紹介する。 大会2日目の20日、「家庭教育とPTA」の分科会で発表。同校PTAが地域の秋祭りのバザーでクレープを販売し、生徒や地域の人たちが大喜びしてくれた例や、菊栽培を通じた生徒と地域のお年寄りとの交流などを取り上げる。 向原高は現在、1学年2クラス、生徒数168人の小規模校。PTAや地域団体が、地域や学校の行事に積極的に参加し、生徒との交流を進めている。 7月31日の土曜夜市では、キャリア教育の一環で、生徒たちがバザーを開き、フランクフルトなどを販売。制服姿で地域の人とふれ合いを深めた。 今回の発表は県高校PTA連合会の推薦。全国大会で小規模校関係者が発表するのは珍しいという。奥田さんは「地域交流など都市部にはない田舎の小規模校の良さを伝えたい」と意気込んでいる。(椎木一郎) (2010.8.18)
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