2学期制調査 教職員、小中で割れる 井原市の市立幼稚園、小中高校で導入している2学期制の賛否を問う教職員・保護者アンケートの結果がまとまった。2学期制継続を「良くない」とする意見が、「良い」とする意見を上回り、3学期制移行を望む声が強いことが分かった。 大学教授や教員、保護者でつくる市教委設置の2学期制検証委員会(林直人委員長、14人)が6月、教職員と保護者を対象にアンケート。702人の回答結果を21日、市役所での会合で報告した。 2学期制の継続を「良いと思わない」「あまり良いと思わない」と回答したのは323人(46・0%)。「良いと思う」「だいたい良いと思う」と答えた258人(36・8%)より多かった。 2学期制について、小学校教職員と中学校教職員の間で意見が分かれた。小学校の8割が「通知表が3回から2回に減り児童と向き合う時間が増える」と継続を要望。中学校の9割が「周辺自治体は3学期制が多く、対外活動の調整が難しい」と3学期制を求めた。 アンケート結果を基に、検証委は10月に方向性を決め、市教委に提言書を提出する方針だ。(小川満久) (2013.8.23)
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