広島市教委、心理的負担減狙う 広島市教委は19日から、子どものいじめに関する情報をメールで受け付ける。電話よりもメールの方が子どもの心理的な負担が少ないとみており、市教委のホームページ(HP)に専用の記入フォームを掲載。寄せられた情報を基に学校と連携して、いじめの実態把握と解消に努める。 専用フォームには、被害者名と学校名、いじめの内容の3点を記入する。情報提供者の名前や連絡先の電話番号などの記入は任意とする。 市教委は情報を受け取ると、学校に事実確認や指導を要請する。市教委は個人情報保護の観点から「どのように対応したかは、情報提供者にも返答できない」とする。 市教委の電話相談「いじめ110番」には本年度、6月末までの3カ月間に75件の情報が寄せられた。24時間受け付けになった2007年度以降で最多だった09年度の220件を上回るペースとなっている。育成課は「直接話しにくい場合は、メールを活用してほしい」としている。(新山京子) (2013.7.19)
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