2013年度方針、いじめ対策強化 島根県教委は新年度、スクールカウンセラーを5人増員、定期的な訪問校も60校増やし、いじめ対策を強化する方針を固めた。 公立の小中学校と高校へ派遣しているカウンセラーは55人から60人に、訪問校は163校から223校に増やす。公立中学99校はすべて訪問する。各校への訪問時間は規模と需要に応じ年間40、70、140時間。 本年度カウンセラーを置いていない公立中が15校あるため、2、3月中に各8時間派遣する方針。 カウンセラーには2011年度、子どもたちから約4800件の相談があり、このうち52件がいじめに関する相談だったという。県教委は、増員でいじめや不登校の早期発見・解決につなげたい考え。 県教委義務教育課は「カウンセラーの訪問しない学校にも何かあれば派遣する。問題が起こる前の段階での活用を呼び掛けたい」としている。 (土井誠一) (2013.1.28)
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