佐伯区のなぎさ公園小、送迎安全確保へ
広島市佐伯区のなぎさ公園小は7日、児童の登下校時刻を記録し、保護者にメールで知らせるシステムの運用を始めた。9割が公共交通機関で通う児童の安全な送り迎えに役立てる。 児童が専用のICカードをげた箱近くの読み取り機器にかざすと、保護者の携帯電話にメールが送られる仕組み。475人の児童全員が登録した。同校によると、広島県内の小学校では初めての導入という。機材導入などの費用が47万円。年間利用料1890円を保護者が負担する。 同校では出迎える保護者に下校時刻を知らせるため、携帯電話の校内での使用を認めていた。今後は電車の遅れなど、緊急時の連絡に限り通話を許可する。 この日、カードを受け取った児童は、早速下校時に使用。8日からは登校時にも使う。白岩博明校長は「児童がなるべく携帯電話を使わずに済むようにして、通学時の安全確保につなげたい」と話す。(村上和生) (2013.5.8)
|