山口県和木町の和木小の新校舎が完成し、15日、落成式があった。同町では2010年に和木中を耐震化しており、山口県内の市町で初めて公立小中学校施設の耐震化率100%を達成した。 新校舎は鉄筋3階建てで、延べ床は屋内運動場を合わせて約7900平方メートル。普通教室18室、図工や音楽などの特別教室6室など計29教室。冷暖房も備えている。今後、電子黒板も設置する。 式典で、古木哲夫町長は「明るく、広々とした校舎ができた。児童たちは先輩が築いた伝統を受け継いでほしい」と式辞。児童を代表して6年古川茄依(かい)君(12)が「旧校舎と同じく、大切に使っていきたい」と誓った。 校舎の新築と旧屋内運動場の解体を合わせた事業費は14億1300万円。文部科学省の補助金や防衛省の米軍再編交付金などを充てている。来月、旧校舎の解体に着手し13年度末までにグラウンド整備、プールの新築を終える予定。(大村隆) (2013.3.16)
|