黒川振興協が4月から、地元の食材使用
広島県世羅町の黒川地区振興協議会は、2004年に閉校した黒川小の調理室に地元食材などを使った食堂を開く。4月オープンを目指して準備している。 計画では、毎週木曜午前11時から午後2時まで営業。地元で作る野菜や近くの川でとれる川魚などを使い、季節料理を中心に提供する。バイキング形式で1人500円。一人暮らしのお年寄りや、隣接のスポーツ広場を利用するグラウンドゴルフ愛好者を主な客層に想定している。 黒川小は04年3月に閉校。運動場は芝生を敷き詰めてスポーツ広場に利用されている。調理室は鉄筋平屋約140平方メートル。調理スペースと和室などを備える。閉校後は、地域の文化祭や料理イベントなどに使われていた。 協議会は、高知県内の同様の施設を視察し、住民向けに説明会を開いて協力を呼び掛けてきた。今後は協議会の運営資金を使って設備を整え、人員や食材の調達ルートの確保などに努める。 天野精三事務局長(62)は「女性や高齢者が生き生きと活躍できる場にし、地域の活性化につなげたい」と話している。(杉原和磨) (2013.2.20)
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