「Lupine」代表・槙原祐美さん(30) 三次市十日市東 県北のママ向け情報誌「cappemam(カッペマ)」を編集、発行する事務所「Lupine(ルパイン)」の代表を務める。 2009年に長男を出産した際、「子育て情報を探しても広島市など都市部の情報がほとんど。県北のママが身近に感じられる情報誌が欲しかった」と感じた。 子育て支援センターで母親たちにアンケートした。「同じ思いを持っている人がたくさんいたんです」。発刊を決意した。 昨年8月に創刊したばかり。同じく子育てをしている幼なじみ2人とともに、ママ目線で作っている。 三次、庄原両市のイベントを訪れた子どもたちのスナップ写真、子育て支援や子連れで訪れやすい飲食店などの情報が並ぶ。企業からの広告集めや、取材、レイアウトなど全て3人で担う。 三次市布野町出身。大学で建築を学び、東京の不動産会社を経て、5年前に三次市に戻り、結婚するまで、広告代理店に勤務した。 昨年12月には2号目を発行した。2人目の子どもも出産し「子どもを寝かせた後での編集など、大変なこともあるが、出来上がったときの達成感がやりがい」と話す。 読者から声を掛けられるなど、反響の広がりを実感している。「すごく便利と言われるような情報誌を目指したい。力の続く限り発行していきたい」(馬上稔子) (2013.2.11)
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